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民間薬

民間薬(みんかんやく)は、医療の専門家ではない庶民の間に伝承されてきた薬のことで、すべてが植物起源の生薬である。

本来は、医師にかかるほどでもない症状の改善や、医師が来るまで応急用に使われるものであるが、第二次世界大戦以前の日本においては医師の絶対数が不足しており、また、医療保険制度もなかった。更に明治時代以前には交通・流通システムが十分に発達しておらず、交通路から外れた地域では市販の薬品を購入する機会にも乏しかった。従って身近に医師や薬売りがいなかったり、経済的な事情などから、恵まれた都市部の一部の人を除き、よほどの病気でないと医師にかかることや薬局で薬を買うことは少なく、民間薬ですませてしまうことも多かった。
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江戸時代には『救民妙薬』・『広恵済救方』のような民間薬の処方を記した書籍が刊行され、『譚海』・『耳袋』・『武江年表』などの民間の風俗について論じた書籍でも民間薬について触れられている。

生薬を用いる点では漢方薬に似ているが、漢方薬が甘草湯や独参湯などの一部の処方を除いて複数の薬味によって構成され、東洋医学における証をたてて用いなければならないのに対し、民間薬は、単品で用いられることが多く、一つの症状を目標に用いられることが多い。

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2009年10月02日 20:29に投稿されたエントリーのページです。

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